玄関の設え 左官壁のブログに続きまして、
“照明”は住まい手Fさんから「左官壁を照らして質感を浮き立つようにしたいです。それと、照明器具自体が光っているようなデザインがいいなあ・・・。」とお話しいただきました。
こんなデザインで・・こんな光り方で・・こうやってつくって・・・など。
アイデアスケッチを描きながらご相談する中で、これいいかも!!となったのが、
アーチ状のフィンを8〜10枚ほどつくり、それを水平対象にフィンの間隔が緩やかに広がっていくように配置するようなデザインです。
まずはサイズ感や配光を確認するために、普段から模型作りで使用している厚み1.5mmの段ボールで実寸模型を作りました!!
上下は開放しているため、左官壁に光がなめるように広がり、左右からは放射状に陰影のある光がもれます。
うん、なかなか良い!
これでいこう!!と、住まい手からもゴーサインを頂き、いざ製作です。
シェードは鍛冶屋の小林さん、ベースは家具屋の佐合さんに腕を振るってもらいました。
左官壁が仕上りましたので、いよいよ取付け・・・ワクワク♪
ジャジャーーン!!!
完成!!
シェードの素材は鉄に小林さん独自のテクスチャに加工して頂き、ふわっと柔らかで温もりのある仕上がりに。
そして、ベースの素材はウォールナットです。
ひょっこり顔を出している電球が可愛いポイントです◎
この照明『k-46』は、せっかくなので、商品化!?できたら良いなぁと、勝手に妄想しています(笑)
どうでしょう。
さりげない雰囲気だけど、近くで見たら「おっ!」と思える設えに少しは近づけたのではないでしょうか?
本日はお庭の打合せ。
この志段味の家Ⅱはお庭が整ってから、完成見学会をさせて頂きますので、どうぞお楽しみに!
keishiro